咲華の裏執筆部屋

趣味のことを雑多に話しています、お気軽にど~ぞ!

stext「黄泉へと送るレクイエム」公開です!

最近色々諸々バタバタしていた咲華ですー
引っ越しって大変ですね……(^^;

っと、前置きは置いといて。
前々から記事にさせていただいていたstext「黄泉へと送るレクイエム」が25日に公開されました!
よかったー、無事完成したよー!!!!


ゲームブックとしては初作です~、是非是非よろしくお願いしますです!


―――あ、ここから先はネタバレ注意なのでお気をつけください!!
プレイしていない方はプレイしてから読んでいただけますとー!








大丈夫でしょうか?
では、ネタバレ気にせずに書いていきますねっ

今回、ドラゴンモードの1つとして書かせていただくにあたって、どう書いていこうかと……w
実は音楽をテーマにしようというのは前々からありまして、そこからレーナとソティのキャラ付けをしていきました。
私が書くストーリって何故か女性がはっちゃけてたり元気だったり、なにかと男性が振り回されてるので今回は逆の立ち位置にしてみようかと。
……うん、結局は2人とも被害者になってしまったというか振り回された側になってしまいましたが、それはそれ。

それ以上に困ったのが。
私自身、小説しか書いてなかったので、ソーサリアン(プレイヤー)の書き方といいますか……シナリオへの絡ませ方がわっかんない!!!!
いや、冗談抜きで、書き方が変わってきちゃうんですよね……💦

小説は決まった性格の人たちが出てくる。
でもゲームシナリオはプレイヤーによって行動や言動が変わってきてしまう(今回でいうソーサリアンの台詞ですね……選択式で展開が変わってしまう)ので実はかなり違ったり。

ちなみに学校での輪講でゲームシナリオについて発表していたのでその一部分をば。
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ゲームシナリオってコンピュータプログラムになるんですよね、確かに形がフローチャートになるからなぁ……

実はノーマルエンドが原案です。
青竜さんがメインのはずなのに何故だかどうあがいても青竜さんとの戦闘という展開にならない(笑)
……はい、笑い事じゃねぇです。
いや、でもね、原作だと暴れまわってた青竜さんですが、今回執筆するにあたって「どうして暴れまわっていたのか」を考えていたんです。
だって理由もなく暴れるかな?と。恐らくそこには何かしらの理由があるんじゃないかなぁと。
邪竜とか言っても……ねぇ。ストレス発散したくて暴れていたにせよ、「じゃあ一体そのストレスは何処から来たんじゃ!」ってなるわけですし……
そんな私の結論が
「あ、邪悪な力で連れてこられたら邪悪になるんじゃない?」
……安直?うん、知ってる。
キングドラゴンって邪悪じゃないの?とも考えたけれど、ゲディスのほうが邪悪という面で引っ張られちゃったんじゃないかなという、こじ付けで許してくださいー。

あとはそうですね……音楽で救われてほしいなというもの個人的趣味ががあったのと、
なにより青竜好きだから悪役にしたくなかったんです!!(本音中の本音)


って書いていたらかなーりハートフルな話になって困惑……💦
シリーズものなのにもはや雰囲気真逆ですね、大丈夫ですかこれ……
でも私、考えてみればそこまで殺伐としていた話書いていないし……私の癖なのかどこか優しくなっちゃうんですよね。
作者の癖だと思っていただければ幸いです。


さてさてTwitterでこんなつぶやきをしていますが


先んじて
stextに参加させていただいてほんっとうにありがとうございました!
ゲームブックにも挑戦出来ましたし、このような企画に参加できて嬉しかったです(*´▽`*)

ツイートにも書きましたが実はstextの案があったりするんです!
新生活が落ち着いたら書きたいなっと!

(こっそりEND後のエピソード置いときます💦)

「じゃあ行こうか、レーナ」
あの事件から幾日が経った。
ペンタウァの町はまだ落ち着いていない。噂によれば大きな竜が現れた影響が各地で起きているというのだが、あの一件以外で私がそれを実感することは幸いにもなかった。それでもとても平和とは言えないのが苦しい。

そんな中私たちは人々の不安を少しでも和らげればとペンタウァの各地で演奏会を開いていた。いつも通り剣士であり相棒でもあるソティに護衛をしてもらうことにはなるのだけれど、ソティとこうやってまた一緒に各地を回れることが幸せだ。
今日もこれから演奏会を開くために移動する。
「ええ、護衛よろしくねソティ」
「任せろ」
グッと彼が得意げな顔を浮かべ、親指を立てた。
あれから彼も活力を取り戻し、今では以前よりも元気になったように思える。
「ふふっ」
「どうした、急に笑って」
「ううん、なんでもない」
リュートの入ったケースを背負って、ソティの横に並んで歩き出す。

「ねぇソティ」
「ん?」

ソティから「護衛をするから」と昔言われてから今まで。
初めはすごく申し訳がなくて、自分に力がないのがただただ悔しかった。
でも、あの一件で気が付いたのだ。

―――人を救うのに必要なのは戦う力だけではないということを。

(……うん、とはいえ……)
やっぱり戦えない私には護衛が、ソティが必要だ。
だから

「これからもよろしくね」
「……ああ、もちろん。こちらこそよろしく」



胸元で、青い鱗が光った―――