咲華の裏執筆部屋

裏執筆ブログのようなものですー

STextの「黄泉へ送るレクイエム」備考録1

今年もよろしくお願いします~

咲華ですっ!

 

今年に入ってからはほぼずっと、ソーサリアンTextに取り組んでおります!

www.web-deli.com

 

去年時点で何個か企画を練ってはいたんですが、なかなか上手くまとまらず……

というのもあと一押しが足りなかったり、上手いこと繋ぎが出来なかったり……

ですが!今年になってようやく!ようやく本編に取り掛かれるようになりました~

(ここまで長かった……久々の難産でした💦)

 

それこそゲームブックは初めましてなので(自分本業ゲームクリエイターなのに)自分でもどのような仕上がりになるかドキドキしてます……w

分岐とかは本編書ききってからじっくりと分けていくのでもしかしたらシビアな難易度になるかも……

それでもゲームブックならではの表現とか楽しさを書けると思うと嬉しいのです(*´▽`*)

 

ただソーサリアンのシナリオっぽくならないんじゃないかという不安もあって。

実は今回、「ドラゴンモード」の1シナリオを書かせていただく形なのに、あろうことか「ドラゴン」がメインじゃないな……ってことで没になった案があったりw

(没になったものに関してもまたどこかの機会で何かしらの形で書きたいなと思っております)

 

結果的にソーサリアン原作の『暗黒の魔導士』をひたすら読んで

X1音源のソーサリアンBGMを聴いて(蛇足ですが、X1音源のBGMってCD化してるのでしょうか……?好きなんですがなかなか見つからず……💦)

そしたらハッと思いついて今に至ります。

 

タイトルも「黄泉へ送るレクイエム」に無事決まり

あらすじもようやく書け……

方向性大丈夫!と言っていただいた為ホッとしながら書いておりますw

 

今回出させていただくのは、主にBGMでお世話になっている、とあるドラゴンさんです。

多分ソーサリアンBGMで一番初めに聴いた曲なんじゃないかな……?

オリキャラも二人ほど出しており、その二人は我ながら好きな組み合わせです……w

実際書いてみたかったキャラ設定なので、それで行こうと決まった瞬間に色々とポンポンっと決まって行きまして(それでもあと少し何かが足りないってずっと嘆いていましたがw)

今となってはもう書くのが楽しくて楽しくて。

気が付いたら3時間経っていた!なんてこともザラにありますw

 

まだ完成していないのにもう愛着が湧いてきているという不思議。

 

あぁ、1日ずっと執筆できる日が欲しいぃぃぃ!!!(心の叫び)

 

ドラゴンモード参加者は皆さん本当に素晴らしいシナリオを書く方ばかりで、恐れ多いのですが💦

皆さんに楽しんでもらえるようなシナリオになるよう、頑張りますっ👊

 

 

出店予定報告ですっ!

こんばんは!

色んな締め切りに追われていて、焦りを通り越して楽しんでいる咲華です(駄目じゃん)

いやー本業(制作)も含めあと2ヶ月はこんな感じですが……頑張りますっ

 

ではでは、色々と報告事項が溜まっちゃってるので一気放出します( *´艸`)

 

*エクラン書店

 ……っと、はい!

5月6日の文学フリマ東京に参加決定しました🎉

 

それとこちらはまだ未定なのですが、3月24日のコミティア名古屋にも応募しています

抽選漏れしませんように……っ!

 

 

*食卓のサバ缶

こちらは二次創作です!

2月17日、コミックライブ名古屋にてお待ちしておりますっ

新たに追加されていますが……こちらもpixivにあるものに加筆修正&短編を入れればなぁと!

幣〇アは合同誌ですが……まだ手付かずです……頑張ろ私!

 

 

ソーサリアンText

 

ということですっ(説明が下手でごめんなさい💦)

えっとですね、すごく光栄なことにこちらのソーサリアンTextの企画である「ドラゴンモード」のシナリオ執筆に参加させていただくことになりました!

www.web-deli.comこちら、ソーサリアンのファンの方々が作成されているゲームブックになります!

本当にまさか、まさかで……すごい若輩者ですし、そもソーサリアン発売していた当時はこの世に生まれてすらないですしで……お話しいただいたときはほんっとうに嬉しかったのです(*´ω`*)

頑張って書かせていただくので、またこちらのブログでもお伝えしますね!

 

 

と、活動報告はこんな感じです~

きっと今年最後の更新になりますので……お知らせしたのも来年のものばかりですし。

 

ではでは~皆さんよいお年を~♬

【番外編】Happy Merry Christmas!

「お疲れ様でした!」

俺はスタッフさんにそう言うとすぐさま楽屋に飛び込み、荷物をまとめた。腕時計を見ると丁度18時だ。待ち合わせまであと30分だ。

「よかった、時間ぴったりだ」

服装もちゃんとしたし、鞄の中に入れてあるプレゼントもバッチリ。あとは彼女の元に向かうだけだ。

「あれ? まだいたのですか?」

マネージャーが目を見開いてそう声をかけてくる。この人のことだから大体の状況は分かってくれているはずだが、どうしてそんな反応をされるのだろう。というか今の今まで仕事していた身なのでまだいるのは当たり前ではないだろうか。

「ああ、待ち合わせまであと30分あるし」

するとマネージャーは目を見開いて驚いたように口を開く。

「え、確か待ち合わせは18時30分だったはずでは?」

「そうだけど……」

なんだろう、どこか違和感がある。主にマネージャーの反応に。

「……待て、今何時?」

嫌な予感しかしない。いや、流石にそんなベタなことには……。仕事だって予定通りに終わっているんだし。

しかし神様は薄情だった。

「えっと……今は18時35分ですね……」

「え゛」

慌てて腕時計を見る。そこにはちゃんと18時5分を差している針があった。

その状況を見て全てを察したのだろう。マネージャーが派手に溜息をついて

「あの……確か朝、『この時計30分遅れてるから直さないと』って言っていませんでしたっけ?」

「はぁぁぁ!?」

なんだそれ! あ、でも確かにそう言った記憶も……。

「…………」

つまり俺は浮かれまくっていたお陰でその部分がごっそり抜けていたのだろう。そして知らないうちに仕事が延びていたことにも気づかずに。

まさかと思い携帯を見ると

『大丈夫? 仕事押してるの?』

という彼女からのメールが入っていた。

「やばい! すぐ行かないと!!」

「はいはい、後のことは任せていってらっしゃい」

ひらひらと手を振られ、俺は急いで帽子を深くかぶるとその場を後にした。

『ごめん、今向かってる』

何とかその文を書いて送る。懸命に足を動かしていると携帯を入れているポケットが震える。思ったよりも返事はすぐに来た。

『待ちくたびれちゃった』

画面を見ると本文がそれだけのメールが映る。きっと笑いながら打っていたに違いない。

「あのなぁ」

こんな時なのにそれが嬉しい。あいつが待っているのは他の兄妹でもなく男子でもなく、間違いなく『俺』なのだと。もうあいつとの関係を諦めなくていいのだと。その事実が泣きたいほどに嬉しいのだ。だからこそ『一番幸せ』だって思わせたい。誰の手でなく俺の手で。

「今日くらいは、な」

クリスマスだからってプレゼントはいらなかった。一緒にアイツがいてくれるのならそれだけで俺は幸せ者だ。今向かっているこの時間だって本当は無駄だと思う。テレポートや瞬間移動が出来ればもっと長い間二人きりでいられるのに。冷たくなっている手をギュッと握って、嬉しそうな、でも恥ずかしそうに照れる顔を今すぐにでも見たい。

顔を上げると少し離れた先に帽子をかぶった彼女の姿が見えた。彼女は俺に気づくと可愛らしく笑いながら手を振ってくる。有名人である彼女自身の立場を弁えてほしいのだがそんなの関係なく、とにかく可愛い。

彼女の元まで10、9、8……

 

「ごめん!」

荷物を横に置いて、ギュッと抱きしめる。はらりと俺と彼女の帽子が落ち、俺らの存在と正体に気づいた民衆が声を上げた気がしたがもうどうでもよかった。

「んもう、なんで謝るの。仕方ないんだし」

どこか不貞腐れたような、でも笑った声が俺の耳をくすぐる。続けて

「お疲れ様、走ってきてくれてありがとう」

ギュッと彼女が俺の身体を抱きしめ返す。温かい、温かくて優しいぬくもりに包まれているようだった。

「Happy MerryChristmas」

「うん、MerryChristmas!」

彼女はまた嬉しそうにそう笑った。そんな彼女をそっと放し、手を握る。案の定冷たくなってしまったその手はしかしどこか心地いい。

「じゃあ行こうか」

「うん。期待してるからね?」

どうして俺のツボをドンピシャで捉えてくるのだろうか。そんなことを言われてしまうと信頼されているようで嬉しいし、その分張り切ってしまう。

「もちろん、期待しとけ」

グイっと手を引っ張る。一年前はこんな光景など想像できなかったのに、まるで夢を見ているようだ。

「ねえ」

「ん?」

ふと立ち止まり、振り返るとそれはそれは幸せそうな満面の笑みで

 

「大好きだよ!」

 

―――ああ、俺は

「本当に幸せもんだなぁ」






尚、その日の晩のトップニュースは

『国民的歌手と超人気モデル、ラブラブクリスマスデート』

だったのだが、それに関しての騒動と、その後世間を賑わせた歌手側の堂々とした「交際しています」宣言についてはまた別の話である。

メリークリスマス!&ありがとーございます!!

メリークリスマス🎄

こんばんは、咲華です!

 

本日はですね、エクランメンバーとお互いの原稿読み合いしてましたっ!

もちろん校正も含めですね(*´▽`*)

それについては今回更新担当だったこともあってエクラン書店公式ブログにて載せています~興味があれば覗いてみてくださいな!

ecrinbookstore.blog.fc2.com

 

「名も亡き―」と「LIGHT and DARK」両方持っていって、そこで感想とかもらいました!

メンバー三人とも本当に面白くてすごい焦っている我氏……

ちなみに「名も亡き―」に関しては当面はブログでの連載のみに留めておきますね!「LIGHT and DARK」は一回ネット上からはリセットしようかと……大分変えちゃいましたし。

 

っと、そうだ。

一年ぶりにお題箱を見たら色んな人からリクエストいただいてまして!!

すいません! 一年放置しちゃって!! 嬉しい! ちゃんと書きますからもう少々お待ちくださいね!!

(さっきスタバで叫びかけていました……ありがとーございます!!💛)

バーテンダー」も落ち着いたのでお題にあった逆ハーレム学園コメディを連載物にしようかとも考えてますが……相変わらずの亀更新になりそうです。ごめんなさい💦

 

それと

pixivにもコメントいただいてまして!!

こちらもすっごく嬉しいです! 続編書けたら頑張って書きますねっ!

 

とりあえず予定としてはとあるカップルのクリスマス短編をこの後ブログに上げたいなーと!

創作、すごい楽しいですっ! 頑張ろう!

 

ではでは! メリークリスマス🎄

我流、小説の書き方【下準備&キャラ設定】

 

最近よく気が付いたら寝てしまっている咲華です……

いや、寝ろよって自分でも分かっているんですけれど、バイトとか学校とかあるとどうも趣味に使えるのが夜しかない=寝不足になるんですよね……

うん、これ書くのも楽しいんでついつい……w

 

さて、と。

Twitterで言い出したのでやりますよ。我流小説の書き方!

※私独特の書き方なので、「こんな書き方もあるんだー」程度でよろしくですー!

 

とはいえですね。私の物語の作り方って2パターンありまして。

 

1.キャラクターから物語を作る

2.世界観から物語を作る

 

になっています。

1は主に二次創作。2は主に一次創作で使う手法なのです。(あくまでも私は、ですw)

今書いている一次創作(L&D)も、この前こっそりこちらのブログに上げた短編も、実は世界観から物語を作っていて、キャラクターは後追いで作ってます。

ちなみに何が違うかと言いますと。

 

1の場合

○○と△△を書こう→恋愛ものにしよう→舞台は学校にしよう

 

2の場合

舞台は学校にしよう→恋愛でいいかな→キャラ設定しよう

 

みたいな感じですw

そこまで変わらないかもですが、私は結構1のパターンは得意じゃないです……w

なので今回は2の場合で説明しますね。

 

じゃあ、どこから世界観作るのさ、と。

私はまず大まかに「ジャンルを決めて」います。

例えば……

 

ファンタジーなのかリアリティなのか。

現代なのか古代なのか。

魔法が存在するのかしないのか。

 

といった感じですかね……説明難しいや……

前の記事の小説……あ、タイトルは「名も亡きMusic」というんですが。

その場合ですと

・音楽で武器が作られる

・学校

・リアリティからの非現実

・魔法は音楽で作られる

と決めてました。うわぁ全然参考になってない!ごめんなさい(;'∀')

特に「音楽で武器が作られる」というのは元々から決めていたのでそれに沿って他を決めた感じです。

むしろそれがピンっと来てしまって勢いで作りました。

そしてその次に決めたのは、「カテゴリー」もしくは「テーマ」です。

大まかに言うと、恋愛ものとかバトルものとか推理物とか……ですかね?

テーマというのは何を軸にして書くかです。

これは例えるなら○○と△△が結びつくまで、とかトラウマを克服するとか……

 

今回は「音楽と信頼関係」をテーマにしました。

実はもっとしっかり決めているんですが、ネタバレになりかねないので今は伏せときますw

 

で、ここでようやくキャラ設定です。

これもまたパターンがあるようで、見た目から作る人もいるみたいです。

……が、私は絵が描けないので……それが出来なくて……ううう……

なので、想像力だけで賄っています(^^;)

 

これに関しても説明しにくいので!

ので、例として名も亡きMusicの女の子「梅野 音葉」の場合で説明しますね。

 

まずはすごいざっくりと性格を決めちゃいます。

明るい・元気・うるさい・静か・冷静・頭いい、などなど……

周囲にどう見られているか、と考えると分かりやすいかもしれません。

 

音葉の場合はズバリ、サボり魔。THE気まぐれ。です。

自由気ままな性格ですね。

 

―――はい。この時点で半分終了しました。

ほら、だってこれだけで前回上げた小説の彼女の行動が当てはまっていると思います。

屋上でサボっている・弁当はちゃっかりもらう・彼の伴奏に合わせて気分が乗ったから歌いだす……

これ、全部「気まぐれで自由気まま」という部分だけで書きました!(`・ω・´)

 

ここからはちょっとずつ詰めていきます。

まずは彼女の状況ですかね。

今回、音楽学校を舞台にしていたので、彼女の所属している学校や学科、成績に関して決めました。

結果は……少し小説内で触れていますがw

声楽学科でサボっているにも関わらず成績がトップクラスになれるほどの実力の持ち主です。

ぶっちゃけ天才です。

ただ天才なのもつまらないので(((

ここでこれを覆すほどのネガティブを追加します。

……音葉の場合、気分屋とサボり魔っていう時点で相当なマイナスだったのでこのままでいきましたが……w

実はキャラ作成の時に私の中で決めていることがあって。

それはズバリ

万能な人はいない!

ですw

 

いやだって、万能過ぎたらつまらないんだもん(((

 

というのは置いておいて。

真面目な話、万能すぎるとつまらないんですよ。

だって何もかも思い通りに上手く行っちゃう小説ってどうです?

何の苦労もしないで魔王倒しちゃう勇者がいても……ねぇ?w

なんか拍子抜けといいますか、それでいいのか!といいますか……ぶっちゃけつまらん!

 

ってなわけで弱点は絶対に入れます。

ちなみに音葉の一番の弱点はサボり魔でも気分屋でもなかったりしますがそれは後々……(((

 

 

 

そしてですね、人間には必ずしも「過去」があるんですよ。

次はその過去を埋めていきます。

 

何もその子の年表を書けとはいいません。

……や、まぁあった方が本当はいいんですが……。

まぁまぁそれは省略させてもらって。

簡単に言えば、「どうしてそのような性格になったのか」を考えます。

うーん、例えば、音葉の「サボり魔」の場合だと

・真面目にやっていたら、からかわれた過去がある

・(天才という部分と掛け合わせて)周囲の実力差からして、やる意味がないと判断した

・実力があるため虐めにあった

・(上と被るが)嫉妬が酷く、その場にいるのがしんどくなった

 

などなど。

どれが実装されているかはネタバレになるので記述しませんが、いつもこれ以上候補を出しています。

 

ちなみに元々からそういう性格なので過去の影響は食らっていないよ。すんなりと成長してきたよ、という場合は、未来にそれを否定されるなにかを入れるようにしてます。そうじゃない性格の子も入れますが、その子よりもかなりキツめに入れています。

ちょっと苦労しよっか♡ってな感じで(((

 

それかもうそれを乗り越えた人物か……ですかね。

このパターンでのうちの子は隆斗です。

ただこれやるとなぁ……小説の中でどうもその子を活かしきれていない気がして。まだまだ実力不足です……

 

ここから下は作品によって入れるか決めて下さい。

*別キャラに対してどう思っているか

これは数人キャラが出来てからやることをお勧めします。

相手キャラをどう思っているか、どう接するかを決めます。

とはいえこれもそこまで悩むことなく簡潔で大丈夫です。

「好意を持っている」「苦手だと思っている」「嫌い」でも十分です。

音葉の場合は、まぁもはや奏以外の人は設定してませんが、「幼馴染」の奏に対して「甘えて」います。割とこれだけしか決めていません。むしろこれがあるので「心を開いている」とか「彼が演奏しているから歌いだす」とかそういったものが考えやすくなります。

 

*立ち位置・能力

こんな話を書きたい!という方は簡単だと思いますw

よくある超人的な能力とか、そう言ったものです。

後は地位とか立場とか。

今回の場合、私は元から「音楽のイメージから武器を作り出し戦う話」と決めていたので、その能力をもった女の子ということにしました。

それで、これもなんですが。

出来ればどのようにして身につけたかとかあればいいかなと思います。

私はもうそもそも舞台を変えようと思ったので(逃げともいう)、そういう能力を持った人が存在する世界に入ったとき、音葉にも適性があることが分かった。としました。

―――いや、なんで適性があったのかとか考えてありますよ?ただここで出すともうネタバレ……(;^ω^)

 

 

―――と、多分私は毎回こんな流れで書いてますw

あくまで私は、なので、これおかしくない?とか思ってもスルーしてください(^^;)

 

では次は文の書き方……ですかね。

気力があるときにまた書きますー

 

名も亡きMusic【序章】

昼休みを告げるチャイムが鳴る。

聴きなれたその音をよそに、彼―――竹原奏は溜息を吐いた。

チラリと教室内のとある席を見るが

(やっぱり来てないか)

そしてまた溜息。

一体全体彼女はどこまで自分に苦労をさせる気なのだろう、なんて心の中でぼやきながらもトートバッグとヴァイオリンケースを持って席を立つ。

すると

「あ……あの竹原くんっ!」

クラスの女の子が話しかけてきた。

可愛らしい少女とはまさしくこのことを言うのだろうなと感じると同時に

(うん、めんどくさい……)

つい顔をしかめてしまった。

「え、えっとね、そのぉ……今度勉強教えてほしいんだけれど……」

ああ、またか。

また思わず溜息を吐きかけて、なんとか耐える。

このような話はよく聞く。主に女の子たちから。

(全くどうして俺に頼むんだ……)

自分よりも優しく教えてくれる人なんか周りにいっぱいいる。

正直、奏からしたらわざわざ自分に話を振ってくる意味が分からなかった。

「俺はそういうのやってないから。他当たってくれない?」

いつもの定型文を並べて「じゃあ」と今度こそ席を立つ。

「あ、うん……ごめんね」

彼女の顔を見たわけではないが、しゅんっとうなだれている姿が容易に想像できた。

「謝る必要はないと思うけれど」

何故謝るのかの意味も分からなければ、そこでうなだれる理由も分からない。

奏はしれっと一言だけ返すと、ようやく教室を出た。

(さて、と。どうせあそこだろうな)

迷うことなく廊下を歩く。

すれ違いざまに生徒たちから挨拶をされることが多いのだが、それにペコっと会釈で返しつつ、目的の場所がある扉に辿り着いた。

「……屋上、ねぇ」

本来ならばここは施錠されているのだが、ドアノブを回し、扉を押すと案の定あっさりと開く。

外に出て、今出てきた扉のある建物の上を見ると

「やっぱり……」

探していた彼女はこれまた彼の想定通りの場所にいた。

緑の長いポニーテールが風に吹かれて揺れている。奏が見たときには目を瞑っていたが、彼が来たことに気づいたのだろう。彼女の赤い目がそっと細まる。

「……はーあ、うるさいのが来ちゃったなぁ」

彼女―――梅野音葉はこちらを振り向きもせずにワザとらしくそうぼやく。

「あのなぁ……毎日探してるこっちの身にもなれよ」

流石にその態度には毎度毎度呆れてしまう。

しかしその反応を見た彼女は嫌そうな顔をせず、むしろニヤッと笑った。

「よく言うなぁ。探してるったって、いつも私がここにいるって分かってるくせに」

「うっ……」

確かにそう言われるとなにも言い返すことができない。

音葉のいる場所なんぞ夏や冬出ない限りは十中八九ここしかないのだ。

「大体、貴方は私のことになると人が変わったように過保護になるんだから」

彼女にくつくつと笑われるがこの際もうどうでもいい。

それよりも重要なことを言わねばならないのだ。

「授業出ろよ」

「やだ」

「即答かよ」

重要なことのはずなのに間髪入れずキッパリと断られてしまう。

これもまた毎日言っていた。もちろん音葉の返答も毎日聞いているものなのだが。

「お前なぁ、単位とか気にしろよ」

ここの学校は出席日数もまた単位に反映される。

「そろそろお前ヤバいだろ。というかほぼ毎日さぼってるのにむしろよく単位落ちねえな」

「出席日数だけで単位は判定されないからね、この学校は。反映されると言っているだけで、所詮は専門学校なんだから」

「お前、この世全ての専門学校生に謝れ」

確かにこの学校は専門学校だ。何も出席日数だけで決まるわけでもない。

しかし世の中の専門学校全てがそうなのではないのだ。

「ま、そういうことだから」

「……あのな」

流石にため息を吐く。

「そういうことだから、で分かるわけないだろ」

「いや、私と君の仲なら分かってくれると思うんだけれどねぇ」

「……分かりたくねぇな」

どこか分かった気もするが、あえて流そうと奏は決める。

「よっと」

その間に彼女が下に降りてきて

「ん」

「……ん?」

スッと手を差し出してきた。

「なに」

「え、ご飯持ってきてくれたんでしょ?」

「…………」

全くどこまでもマイペースな人である。

無言でトートバッグから弁当を二つ出し、片方を彼女に渡す。

「ありがと、奏くん♡」

「その言い方やめろ、気持ち悪ぃ」

「もう、酷いなぁ」

「お互い様だろ」

本日何回目かのため息を吐く。

その間にも音葉は弁当を開け、呑気に「いっただきまーす」と手を合わせている。

(本当俺はどうして毎日こうやってここに来てるんだか……)

彼もまた弁当を開け、箸を持ち、ご飯を食べると

「んんー! 美味しい! やっぱり奏のご飯は最高だねっ」

彼女がすごく嬉しそうに口に運んでいた。

満面の笑みで、それはそれは幸せそうに。

「……そりゃどうも」

思わず奏が顔を背けながら呟く。

(ったく、こんなことされるから、ついやってしまうんだろうな……)

「俺もつくづく単純だな」

「んー?」

「いや、何でもない」

「ふーん?」

国立聖楽学校。

音楽の名門学校であり、彼らはそこに通っていた。

奏と音葉は同じクラスだが、技能では別の種目を取っている。

「うん、ごちそうさまっ!」

「お粗末様でした。さてと」

彼女から弁当箱を回収し、トートバックに戻すとヴァイオリンケースから楽器を取り出す。

「待ってました!」

奏がヴァイオリンを構えると音葉が嬉しそうに声を上げる。

「さて、と。今日は……」

弓を引き出すと、そこからは止まらなかった。

周囲の感覚を離していき、自分の感覚を研ぎ澄ましていく。

ここまで来ると後は流れに任せて心地よく弾くだけだ。

しばらく脳内楽譜に沿って演奏をしていると

「~♪」

「!?」

音葉の歌声で一気に現実に引き戻された。

(ったく、本当お前ってやつは……)

感覚が戻ってくる。と、同時に音葉の声に対しての感覚が鋭くなった。

「~♪」

(ああ、相変わらず見事な声だ)

彼が弾いているヴァイオリンの音と音葉の声が重なり、同調していくのを感じる。

打ち合わせも何もしていないのにそれを超える程の綺麗なハーモニーが空に響いた。

「ふー、いつもこれ気持ちいいよねー」

「全くだな」

顔を見合わせて二人で笑う。

この瞬間が例えようのないほどの幸せだった。

「音葉、やっぱりお前ちゃんと授業に出ろよ」

彼女の実力は折り紙付きだ。何より他の生徒よりもずば抜けている。

あれだけサボっていてなお単位をとれる理由は間違いなくそこにあった。

(これでまともに授業を受けていればもっと……)

しかし

「何と言われようとも嫌だよ」

彼女はキッパリとそう言い放った。

「なんでだよ」

「そんなの、私の気が向かないからに決まってるでしょ?」

「でしょ? じゃないだろうが。可愛らしく首を傾げたって無駄だ」

「本当のことだからねー」

また呑気に言い張る彼女。

「あ」

その時、タイミング悪くチャイムが鳴った。

「さて、と。行くぞ」

「え、今そんな気分じゃな……ってちょっと!」

「そんなの知るか。午後はちゃんと出てもらうぞ」

「むぅー、奏くんのいけずー!!」

「だからその呼び方やめろって!!」

バタバタする彼女の首根っこを掴んで、彼は教室へと戻った。



ソーサリアンー!

こんばんは、なんとか原稿が半分完成した咲華ですー!

いや、嬉しい!でもまだあと二次が残ってる……

 

でも、ほら、こういうのってご褒美ないとやっていけないじゃないですか(とかいいつつそこまで大っぴらにやることは少ないですが……)

いやぁ、なんでそんなこと言うかといいますと、とある日の休憩中にね、見つけちゃったんですよ。

 

そう、「SORCERIAN COMPLETE(Win10ver)」を!!!

 

……うん、恐らくですが。

恐らく記事を読んでくださっている年齢層は私と年代が近い方が多いと思うんです。

だからね、今思ったでしょ?

 

「なにそれ知らない」って……

 

だが安心してほしい。

それ、知らなくて当たり前だと思うから!!

というのも、発売日が1987年。まだwindowsがそんなに浸透していなかった時代のPC用ゲームなのですよ。なんならまだフロッピーディスク(しかも5インチ)ですよ!

……むしろ私が知っていることにすごく周りから驚かれているから!!

 

どんなゲームなのかっていうのは、とにかく自由度が高いです。

自分でキャラ作って、いくつかシナリオ(短編)が用意されているからそのキャラでそれぞれ攻略してねっ

 

 

まとめるとこんな感じ。ね、分かりやすいでしょ?

シナリオは公式で追加ディスクも出ていて、それを入れると遊べるシナリオが増えるという……。

あとこれ、キャラがちゃんと年齢を重ねるんだよ。つまりいつかは使えなくなる(亡くなっちゃう)なんていう斬新なシステムまで!

 

詳しくはYouTubeさんで検索すれば動画が出てくるのでそちらでw

 

まぁ、そんなソーサリアンのねWin10が出るのなら買うしかないでしょうと。

今月なんかよく分からないけれど給料がいつもより多かったのもあるし、

そういえば自分の就職決定祝いもしていなかったし(ウォークマン買おうかと思っていたけれどあまりに今のウォークマンが好きすぎてやめた)、

原稿も半分終わらせることが出来たし、

そろそろゲーム買いたかったし(2月に金コルオクターブ?ははっ何のことかな)

なによりソーサリアンと聞いて黙ってられるかってんだ!!!

 

 

そうそう、それでね、私が推したい理由の1つが、

なによりBGMが素晴らしいこと!!

……あ、注意してほしいのは、当時のパソコンでのBGMって一度に3つしか音が鳴らせないのです。これ真面目に。

でも、私今でも好きなsound track聴かれたら1番に名前上げるくらい大好きで!

(ちなみに2番はイースオリジンです。同じ会社さんだねとかツッコまないでー)

最近出ているアレンジも好きなんですが、やっぱり原曲派かなぁ。

急に聴きたくなるし、ずっと流しておけるし、よく作業用で流してますし。

好きすぎて、DL版購入していたのに去年の誕生日にとうとうディスク買っちゃったくらいにw

ロマンシア」の曲が版権かなんかの影響でDL版には収録されていなかったからディスク買ったときにビックリしてた。王国の曲とか本当好きなのに。

ゲームやるの気後れするなとか、そもそも環境がねえわバカ!って人も曲だけは一度聞いてみてほしい……っ!!

ってなわけで、曲それぞれのレビューは今度書く予定ですw

それはさておき、おすすめの曲載せときますねー

www.youtube.com

一曲が短めなのでメドレーを……

どう、ですかね?私はすごい好きなんですけれど……

というか何載せようか吟味したからね!?もう全部好きで。

 

いや、やっぱり聴きなれないわあ、現代のほうが全然いいわって方はこちらならどうだ!

www.youtube.com

かっこよくない!?

アレンジで1・2を争うくらい大好きなんだけれどかっこよくない!?(((

 

もう周りに布教したいよ……増えてくれーーー!!!(大声)