咲華の裏執筆部屋

裏執筆ブログのようなものですー

タイトルなんて決まってません(よくない)

 とかなんとか言っていたので書いてみた(勢い)

でもここまで行くのに日常を書かないといけない……そして何より2つくらい書きかけである……

これをちゃんと書けるのはいつになるんだか💦

ちなみに設定は出来てるんですよ?

 

「おはよう、ようやく起きた?」

 目を覚ますと見覚えのない天井と、懐かしい声。

「……なんで?」

 彼を見て、私が呟いた言葉はそれだけだ。

 彼は確かに私の友人だ。ここ半年は会っていないし、会う約束もしていない。

 しかも自分が寝ていた部屋はどう考えても知らない場所だ。

 ここはどこなのか、どうしてこの人がいるのか、この状況のなにもかもが私には理解ができない。

「まぁ、そうなるよね」

 きっと彼はその私の一言でそこまで分かってくれたのだろう。困ったような微笑みを向ける。そして奇妙なことを聞かれた。

「その前に、自分と俺の名前分かる?」

「なにそれ、からかってる?」

「いいから」

 からかうにしてはあまりに真剣な声で問われた。だから私も笑い飛ばすことなんて出来っこなく、戸惑いながらも言葉を紡ぐ。

「え……私は片桐楓。貴方は如月柚宇良、だよね?」

 名前を聞かれるとは思わなかったが、なにか理由があるのだろうか?

 そう考えながら彼の反応を見ていると、彼はすごく安心したように微笑んだ。

「よかった。忘れられてたらどうしようかと」

「いやいや、忘れるわけないでしょ!?」

 そんな薄情な娘ではない。

 会っていなかったとはいえ、友人のことをすっかり忘れることは今までない。

「あははっまぁそうだよねぇ」

 如月さんがカラカラとおどけてみせる。

(……ん?)

 その態度に妙な感じを覚えた。

 いや、そもそもおかしいのだ。恐らく彼は私の性格を知ってくれている。私が友人のことを忘れるような人じゃないと知っているはずなのだ。

 そしてなにより笑い方。こういうときの彼は楽しそうに、嬉しそうに笑う。なのに今の笑い方は安心しているような、そんなものに見える。

「……ねえ、なんかあった?」

 遠慮なんてしない。彼に遠慮したところで無駄だってことは私が一番知っている。なんて言ったって私にとってここまで信用できる友人は彼ともう一人しかいないのだから。

「……うーん、何といえばいいのか……説明が難しいというか……」

 今度は真剣な顔で考え込む。

 彼の言葉を待っている間、私は部屋をきょろきょろと見回してみた。

 1人部屋にしては妙に大きい部屋。背よりも高い本棚にはギッシリと本が詰められており、ベッドも絵本でよく見る天蓋付きベッドだ。

(本当、理解できない……)

 唖然を通り越して頭が痛くなってきそうだ。

「……うん、やっぱり単刀直入がいいよね」

 ポンっと手を叩いて彼が努めて明るく言い放つ。

「……どこか投げやりな気がするのは気のせい?」

「否定はしないけれどね~、でも正直俺でも理解に苦しむんだよ」

「…………貴方が苦しむだなんて珍しい」

 思わず呟く。皮肉なんかじゃなく、心の底からの本音だ。

 彼は頭がいい。自身では謙遜しているけれど中学で成績トップクラスだったくらいには。更に彼自身頭の回転が速いのだ。時折変な思考をするだけで、理解するのが早い。

そんな彼が理解に苦しむとは一体どんな内容なのだろうか。

(ってこの状況、理解できそうにもないけれどさぁ)

「でも流石片桐さん、冷静だねぇ」

「うーん、騒ぎ立てたって分からないものは分からないだろうから……」

「まぁね~、でもうん、ちょっと急ぎ目に話した方がいいかも」

 チラリと時計を見るとスッと立ち上がった。

「え、ちょ……」

「片桐さんって紅茶飲めるよね?」

「う、うん、好きだけれど……」

「ならよかった、持ってくるからちょっと待っててね」

「えええ……」

(この状況で置いていく!?)

 そんな文句は自分勝手だとは自覚している。

「大丈夫、誰も入ってこないはずだから」

「……うん」

 こくんと頷くと彼はふっと微笑んで部屋を出て行った。

「……はぁー」

 ぼふっとベッドに身体を沈み込ませる。

「なんなんだぁ本当……」

 混乱と戸惑い。

 不安と恐怖。

 そんな気持ちがごちゃごちゃに混ざっている。

 吐き気も伴ってくるほどに。

 それでもここまで落ち着いていられるのはそれこそ如月さんがいるからに過ぎなかった。

「そればかりは感謝だなぁ……」

「おまたせ~」

「あ」

 扉を開けて入ってきた彼の手にはお盆とティーポット、ケーキとカップがあった。

「……それって?」

「ん? ほら、あふたーぬーんてぃーってやつ。落ち着きたいでしょ?」

「え、あ」

 そう言いながら机に手際よく準備をしてくれる。

(こうしてみるとすごく豪華な、貴族みたいな感じよねぇ)

「ほらここに座って」

「うん、ありがと」

 椅子を勧められてそこにかける。

「なんか新鮮だね、貴方と紅茶飲むなんて」

「ね、いつもお酒だもんね。ケーキもどうぞ」

「ありがとう」

 フォークで少し切って食べてみる。口の中に甘い味が広がってとても美味しい。

「それで、と。じゃあ本題ね」

「うん」

 紅茶を飲みながら彼が口を開く。

「単刀直入に言うと、ここは俺らの世界じゃない。別の世界なんだ」

「……はい?」

 別の世界?

「転生とか、そういうの?」

「うん、そういうの。俺と片桐さんは記憶を持っているから実感ないかもしれないけれど」

そんな実感なんてなかった。

「とはいえ俺も少し早く目が覚めただけで、なんとか情報収集して得た結果だけれどね。この世界では魔法が使える、剣もある。もといた俺らの世界とはそもそも世界の根底が違っていて文明も全く違う」

「…………」

「ってまぁここら辺は生活していれば分かることだし、今話すと混乱しかしないだろうけど」

「……うん、混乱しかしていないなぁ」

「だよねぇ」

 ふふっと微笑まれる。

 どうしてだか苛立ちはしない。

「それで、その、これが一番混乱すると思うんだけれどさ」

「ん? これ以上混乱することってないだろうから大丈夫だよ」

「大丈夫だと思わないけれどなぁ……あのさ片桐さん」

「なに?」

 これ以上何言われても混乱することなんてない。

 だからか軽く聞き返していた。

 

「貴女、この国の皇子の婚約者だから」

 

「……は?」

 

 

 

stext「黄泉へと送るレクイエム」公開です!

最近色々諸々バタバタしていた咲華ですー
引っ越しって大変ですね……(^^;

っと、前置きは置いといて。
前々から記事にさせていただいていたstext「黄泉へと送るレクイエム」が25日に公開されました!
よかったー、無事完成したよー!!!!


ゲームブックとしては初作です~、是非是非よろしくお願いしますです!


―――あ、ここから先はネタバレ注意なのでお気をつけください!!
プレイしていない方はプレイしてから読んでいただけますとー!








大丈夫でしょうか?
では、ネタバレ気にせずに書いていきますねっ

今回、ドラゴンモードの1つとして書かせていただくにあたって、どう書いていこうかと……w
実は音楽をテーマにしようというのは前々からありまして、そこからレーナとソティのキャラ付けをしていきました。
私が書くストーリって何故か女性がはっちゃけてたり元気だったり、なにかと男性が振り回されてるので今回は逆の立ち位置にしてみようかと。
……うん、結局は2人とも被害者になってしまったというか振り回された側になってしまいましたが、それはそれ。

それ以上に困ったのが。
私自身、小説しか書いてなかったので、ソーサリアン(プレイヤー)の書き方といいますか……シナリオへの絡ませ方がわっかんない!!!!
いや、冗談抜きで、書き方が変わってきちゃうんですよね……💦

小説は決まった性格の人たちが出てくる。
でもゲームシナリオはプレイヤーによって行動や言動が変わってきてしまう(今回でいうソーサリアンの台詞ですね……選択式で展開が変わってしまう)ので実はかなり違ったり。

ちなみに学校での輪講でゲームシナリオについて発表していたのでその一部分をば。
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ゲームシナリオってコンピュータプログラムになるんですよね、確かに形がフローチャートになるからなぁ……

実はノーマルエンドが原案です。
青竜さんがメインのはずなのに何故だかどうあがいても青竜さんとの戦闘という展開にならない(笑)
……はい、笑い事じゃねぇです。
いや、でもね、原作だと暴れまわってた青竜さんですが、今回執筆するにあたって「どうして暴れまわっていたのか」を考えていたんです。
だって理由もなく暴れるかな?と。恐らくそこには何かしらの理由があるんじゃないかなぁと。
邪竜とか言っても……ねぇ。ストレス発散したくて暴れていたにせよ、「じゃあ一体そのストレスは何処から来たんじゃ!」ってなるわけですし……
そんな私の結論が
「あ、邪悪な力で連れてこられたら邪悪になるんじゃない?」
……安直?うん、知ってる。
キングドラゴンって邪悪じゃないの?とも考えたけれど、ゲディスのほうが邪悪という面で引っ張られちゃったんじゃないかなという、こじ付けで許してくださいー。

あとはそうですね……音楽で救われてほしいなというもの個人的趣味ががあったのと、
なにより青竜好きだから悪役にしたくなかったんです!!(本音中の本音)


って書いていたらかなーりハートフルな話になって困惑……💦
シリーズものなのにもはや雰囲気真逆ですね、大丈夫ですかこれ……
でも私、考えてみればそこまで殺伐としていた話書いていないし……私の癖なのかどこか優しくなっちゃうんですよね。
作者の癖だと思っていただければ幸いです。


さてさてTwitterでこんなつぶやきをしていますが


先んじて
stextに参加させていただいてほんっとうにありがとうございました!
ゲームブックにも挑戦出来ましたし、このような企画に参加できて嬉しかったです(*´▽`*)

ツイートにも書きましたが実はstextの案があったりするんです!
新生活が落ち着いたら書きたいなっと!

(こっそりEND後のエピソード置いときます💦)

「じゃあ行こうか、レーナ」
あの事件から幾日が経った。
ペンタウァの町はまだ落ち着いていない。噂によれば大きな竜が現れた影響が各地で起きているというのだが、あの一件以外で私がそれを実感することは幸いにもなかった。それでもとても平和とは言えないのが苦しい。

そんな中私たちは人々の不安を少しでも和らげればとペンタウァの各地で演奏会を開いていた。いつも通り剣士であり相棒でもあるソティに護衛をしてもらうことにはなるのだけれど、ソティとこうやってまた一緒に各地を回れることが幸せだ。
今日もこれから演奏会を開くために移動する。
「ええ、護衛よろしくねソティ」
「任せろ」
グッと彼が得意げな顔を浮かべ、親指を立てた。
あれから彼も活力を取り戻し、今では以前よりも元気になったように思える。
「ふふっ」
「どうした、急に笑って」
「ううん、なんでもない」
リュートの入ったケースを背負って、ソティの横に並んで歩き出す。

「ねぇソティ」
「ん?」

ソティから「護衛をするから」と昔言われてから今まで。
初めはすごく申し訳がなくて、自分に力がないのがただただ悔しかった。
でも、あの一件で気が付いたのだ。

―――人を救うのに必要なのは戦う力だけではないということを。

(……うん、とはいえ……)
やっぱり戦えない私には護衛が、ソティが必要だ。
だから

「これからもよろしくね」
「……ああ、もちろん。こちらこそよろしく」



胸元で、青い鱗が光った―――

STextの「黄泉へ送るレクイエム」備考録1

今年もよろしくお願いします~

咲華ですっ!

 

今年に入ってからはほぼずっと、ソーサリアンTextに取り組んでおります!

www.web-deli.com

 

去年時点で何個か企画を練ってはいたんですが、なかなか上手くまとまらず……

というのもあと一押しが足りなかったり、上手いこと繋ぎが出来なかったり……

ですが!今年になってようやく!ようやく本編に取り掛かれるようになりました~

(ここまで長かった……久々の難産でした💦)

 

それこそゲームブックは初めましてなので(自分本業ゲームクリエイターなのに)自分でもどのような仕上がりになるかドキドキしてます……w

分岐とかは本編書ききってからじっくりと分けていくのでもしかしたらシビアな難易度になるかも……

それでもゲームブックならではの表現とか楽しさを書けると思うと嬉しいのです(*´▽`*)

 

ただソーサリアンのシナリオっぽくならないんじゃないかという不安もあって。

実は今回、「ドラゴンモード」の1シナリオを書かせていただく形なのに、あろうことか「ドラゴン」がメインじゃないな……ってことで没になった案があったりw

(没になったものに関してもまたどこかの機会で何かしらの形で書きたいなと思っております)

 

結果的にソーサリアン原作の『暗黒の魔導士』をひたすら読んで

X1音源のソーサリアンBGMを聴いて(蛇足ですが、X1音源のBGMってCD化してるのでしょうか……?好きなんですがなかなか見つからず……💦)

そしたらハッと思いついて今に至ります。

 

タイトルも「黄泉へ送るレクイエム」に無事決まり

あらすじもようやく書け……

方向性大丈夫!と言っていただいた為ホッとしながら書いておりますw

 

今回出させていただくのは、主にBGMでお世話になっている、とあるドラゴンさんです。

多分ソーサリアンBGMで一番初めに聴いた曲なんじゃないかな……?

オリキャラも二人ほど出しており、その二人は我ながら好きな組み合わせです……w

実際書いてみたかったキャラ設定なので、それで行こうと決まった瞬間に色々とポンポンっと決まって行きまして(それでもあと少し何かが足りないってずっと嘆いていましたがw)

今となってはもう書くのが楽しくて楽しくて。

気が付いたら3時間経っていた!なんてこともザラにありますw

 

まだ完成していないのにもう愛着が湧いてきているという不思議。

 

あぁ、1日ずっと執筆できる日が欲しいぃぃぃ!!!(心の叫び)

 

ドラゴンモード参加者は皆さん本当に素晴らしいシナリオを書く方ばかりで、恐れ多いのですが💦

皆さんに楽しんでもらえるようなシナリオになるよう、頑張りますっ👊

 

 

出店予定報告ですっ!

こんばんは!

色んな締め切りに追われていて、焦りを通り越して楽しんでいる咲華です(駄目じゃん)

いやー本業(制作)も含めあと2ヶ月はこんな感じですが……頑張りますっ

 

ではでは、色々と報告事項が溜まっちゃってるので一気放出します( *´艸`)

 

*エクラン書店

 ……っと、はい!

5月6日の文学フリマ東京に参加決定しました🎉

 

それとこちらはまだ未定なのですが、3月24日のコミティア名古屋にも応募しています

抽選漏れしませんように……っ!

 

 

*食卓のサバ缶

こちらは二次創作です!

2月17日、コミックライブ名古屋にてお待ちしておりますっ

新たに追加されていますが……こちらもpixivにあるものに加筆修正&短編を入れればなぁと!

幣〇アは合同誌ですが……まだ手付かずです……頑張ろ私!

 

 

ソーサリアンText

 

ということですっ(説明が下手でごめんなさい💦)

えっとですね、すごく光栄なことにこちらのソーサリアンTextの企画である「ドラゴンモード」のシナリオ執筆に参加させていただくことになりました!

www.web-deli.comこちら、ソーサリアンのファンの方々が作成されているゲームブックになります!

本当にまさか、まさかで……すごい若輩者ですし、そもソーサリアン発売していた当時はこの世に生まれてすらないですしで……お話しいただいたときはほんっとうに嬉しかったのです(*´ω`*)

頑張って書かせていただくので、またこちらのブログでもお伝えしますね!

 

 

と、活動報告はこんな感じです~

きっと今年最後の更新になりますので……お知らせしたのも来年のものばかりですし。

 

ではでは~皆さんよいお年を~♬

【番外編】Happy Merry Christmas!

「お疲れ様でした!」

俺はスタッフさんにそう言うとすぐさま楽屋に飛び込み、荷物をまとめた。腕時計を見ると丁度18時だ。待ち合わせまであと30分だ。

「よかった、時間ぴったりだ」

服装もちゃんとしたし、鞄の中に入れてあるプレゼントもバッチリ。あとは彼女の元に向かうだけだ。

「あれ? まだいたのですか?」

マネージャーが目を見開いてそう声をかけてくる。この人のことだから大体の状況は分かってくれているはずだが、どうしてそんな反応をされるのだろう。というか今の今まで仕事していた身なのでまだいるのは当たり前ではないだろうか。

「ああ、待ち合わせまであと30分あるし」

するとマネージャーは目を見開いて驚いたように口を開く。

「え、確か待ち合わせは18時30分だったはずでは?」

「そうだけど……」

なんだろう、どこか違和感がある。主にマネージャーの反応に。

「……待て、今何時?」

嫌な予感しかしない。いや、流石にそんなベタなことには……。仕事だって予定通りに終わっているんだし。

しかし神様は薄情だった。

「えっと……今は18時35分ですね……」

「え゛」

慌てて腕時計を見る。そこにはちゃんと18時5分を差している針があった。

その状況を見て全てを察したのだろう。マネージャーが派手に溜息をついて

「あの……確か朝、『この時計30分遅れてるから直さないと』って言っていませんでしたっけ?」

「はぁぁぁ!?」

なんだそれ! あ、でも確かにそう言った記憶も……。

「…………」

つまり俺は浮かれまくっていたお陰でその部分がごっそり抜けていたのだろう。そして知らないうちに仕事が延びていたことにも気づかずに。

まさかと思い携帯を見ると

『大丈夫? 仕事押してるの?』

という彼女からのメールが入っていた。

「やばい! すぐ行かないと!!」

「はいはい、後のことは任せていってらっしゃい」

ひらひらと手を振られ、俺は急いで帽子を深くかぶるとその場を後にした。

『ごめん、今向かってる』

何とかその文を書いて送る。懸命に足を動かしていると携帯を入れているポケットが震える。思ったよりも返事はすぐに来た。

『待ちくたびれちゃった』

画面を見ると本文がそれだけのメールが映る。きっと笑いながら打っていたに違いない。

「あのなぁ」

こんな時なのにそれが嬉しい。あいつが待っているのは他の兄妹でもなく男子でもなく、間違いなく『俺』なのだと。もうあいつとの関係を諦めなくていいのだと。その事実が泣きたいほどに嬉しいのだ。だからこそ『一番幸せ』だって思わせたい。誰の手でなく俺の手で。

「今日くらいは、な」

クリスマスだからってプレゼントはいらなかった。一緒にアイツがいてくれるのならそれだけで俺は幸せ者だ。今向かっているこの時間だって本当は無駄だと思う。テレポートや瞬間移動が出来ればもっと長い間二人きりでいられるのに。冷たくなっている手をギュッと握って、嬉しそうな、でも恥ずかしそうに照れる顔を今すぐにでも見たい。

顔を上げると少し離れた先に帽子をかぶった彼女の姿が見えた。彼女は俺に気づくと可愛らしく笑いながら手を振ってくる。有名人である彼女自身の立場を弁えてほしいのだがそんなの関係なく、とにかく可愛い。

彼女の元まで10、9、8……

 

「ごめん!」

荷物を横に置いて、ギュッと抱きしめる。はらりと俺と彼女の帽子が落ち、俺らの存在と正体に気づいた民衆が声を上げた気がしたがもうどうでもよかった。

「んもう、なんで謝るの。仕方ないんだし」

どこか不貞腐れたような、でも笑った声が俺の耳をくすぐる。続けて

「お疲れ様、走ってきてくれてありがとう」

ギュッと彼女が俺の身体を抱きしめ返す。温かい、温かくて優しいぬくもりに包まれているようだった。

「Happy MerryChristmas」

「うん、MerryChristmas!」

彼女はまた嬉しそうにそう笑った。そんな彼女をそっと放し、手を握る。案の定冷たくなってしまったその手はしかしどこか心地いい。

「じゃあ行こうか」

「うん。期待してるからね?」

どうして俺のツボをドンピシャで捉えてくるのだろうか。そんなことを言われてしまうと信頼されているようで嬉しいし、その分張り切ってしまう。

「もちろん、期待しとけ」

グイっと手を引っ張る。一年前はこんな光景など想像できなかったのに、まるで夢を見ているようだ。

「ねえ」

「ん?」

ふと立ち止まり、振り返るとそれはそれは幸せそうな満面の笑みで

 

「大好きだよ!」

 

―――ああ、俺は

「本当に幸せもんだなぁ」






尚、その日の晩のトップニュースは

『国民的歌手と超人気モデル、ラブラブクリスマスデート』

だったのだが、それに関しての騒動と、その後世間を賑わせた歌手側の堂々とした「交際しています」宣言についてはまた別の話である。

メリークリスマス!&ありがとーございます!!

メリークリスマス🎄

こんばんは、咲華です!

 

本日はですね、エクランメンバーとお互いの原稿読み合いしてましたっ!

もちろん校正も含めですね(*´▽`*)

それについては今回更新担当だったこともあってエクラン書店公式ブログにて載せています~興味があれば覗いてみてくださいな!

ecrinbookstore.blog.fc2.com

 

「名も亡き―」と「LIGHT and DARK」両方持っていって、そこで感想とかもらいました!

メンバー三人とも本当に面白くてすごい焦っている我氏……

ちなみに「名も亡き―」に関しては当面はブログでの連載のみに留めておきますね!「LIGHT and DARK」は一回ネット上からはリセットしようかと……大分変えちゃいましたし。

 

っと、そうだ。

一年ぶりにお題箱を見たら色んな人からリクエストいただいてまして!!

すいません! 一年放置しちゃって!! 嬉しい! ちゃんと書きますからもう少々お待ちくださいね!!

(さっきスタバで叫びかけていました……ありがとーございます!!💛)

バーテンダー」も落ち着いたのでお題にあった逆ハーレム学園コメディを連載物にしようかとも考えてますが……相変わらずの亀更新になりそうです。ごめんなさい💦

 

それと

pixivにもコメントいただいてまして!!

こちらもすっごく嬉しいです! 続編書けたら頑張って書きますねっ!

 

とりあえず予定としてはとあるカップルのクリスマス短編をこの後ブログに上げたいなーと!

創作、すごい楽しいですっ! 頑張ろう!

 

ではでは! メリークリスマス🎄

我流、小説の書き方【下準備&キャラ設定】

 

最近よく気が付いたら寝てしまっている咲華です……

いや、寝ろよって自分でも分かっているんですけれど、バイトとか学校とかあるとどうも趣味に使えるのが夜しかない=寝不足になるんですよね……

うん、これ書くのも楽しいんでついつい……w

 

さて、と。

Twitterで言い出したのでやりますよ。我流小説の書き方!

※私独特の書き方なので、「こんな書き方もあるんだー」程度でよろしくですー!

 

とはいえですね。私の物語の作り方って2パターンありまして。

 

1.キャラクターから物語を作る

2.世界観から物語を作る

 

になっています。

1は主に二次創作。2は主に一次創作で使う手法なのです。(あくまでも私は、ですw)

今書いている一次創作(L&D)も、この前こっそりこちらのブログに上げた短編も、実は世界観から物語を作っていて、キャラクターは後追いで作ってます。

ちなみに何が違うかと言いますと。

 

1の場合

○○と△△を書こう→恋愛ものにしよう→舞台は学校にしよう

 

2の場合

舞台は学校にしよう→恋愛でいいかな→キャラ設定しよう

 

みたいな感じですw

そこまで変わらないかもですが、私は結構1のパターンは得意じゃないです……w

なので今回は2の場合で説明しますね。

 

じゃあ、どこから世界観作るのさ、と。

私はまず大まかに「ジャンルを決めて」います。

例えば……

 

ファンタジーなのかリアリティなのか。

現代なのか古代なのか。

魔法が存在するのかしないのか。

 

といった感じですかね……説明難しいや……

前の記事の小説……あ、タイトルは「名も亡きMusic」というんですが。

その場合ですと

・音楽で武器が作られる

・学校

・リアリティからの非現実

・魔法は音楽で作られる

と決めてました。うわぁ全然参考になってない!ごめんなさい(;'∀')

特に「音楽で武器が作られる」というのは元々から決めていたのでそれに沿って他を決めた感じです。

むしろそれがピンっと来てしまって勢いで作りました。

そしてその次に決めたのは、「カテゴリー」もしくは「テーマ」です。

大まかに言うと、恋愛ものとかバトルものとか推理物とか……ですかね?

テーマというのは何を軸にして書くかです。

これは例えるなら○○と△△が結びつくまで、とかトラウマを克服するとか……

 

今回は「音楽と信頼関係」をテーマにしました。

実はもっとしっかり決めているんですが、ネタバレになりかねないので今は伏せときますw

 

で、ここでようやくキャラ設定です。

これもまたパターンがあるようで、見た目から作る人もいるみたいです。

……が、私は絵が描けないので……それが出来なくて……ううう……

なので、想像力だけで賄っています(^^;)

 

これに関しても説明しにくいので!

ので、例として名も亡きMusicの女の子「梅野 音葉」の場合で説明しますね。

 

まずはすごいざっくりと性格を決めちゃいます。

明るい・元気・うるさい・静か・冷静・頭いい、などなど……

周囲にどう見られているか、と考えると分かりやすいかもしれません。

 

音葉の場合はズバリ、サボり魔。THE気まぐれ。です。

自由気ままな性格ですね。

 

―――はい。この時点で半分終了しました。

ほら、だってこれだけで前回上げた小説の彼女の行動が当てはまっていると思います。

屋上でサボっている・弁当はちゃっかりもらう・彼の伴奏に合わせて気分が乗ったから歌いだす……

これ、全部「気まぐれで自由気まま」という部分だけで書きました!(`・ω・´)

 

ここからはちょっとずつ詰めていきます。

まずは彼女の状況ですかね。

今回、音楽学校を舞台にしていたので、彼女の所属している学校や学科、成績に関して決めました。

結果は……少し小説内で触れていますがw

声楽学科でサボっているにも関わらず成績がトップクラスになれるほどの実力の持ち主です。

ぶっちゃけ天才です。

ただ天才なのもつまらないので(((

ここでこれを覆すほどのネガティブを追加します。

……音葉の場合、気分屋とサボり魔っていう時点で相当なマイナスだったのでこのままでいきましたが……w

実はキャラ作成の時に私の中で決めていることがあって。

それはズバリ

万能な人はいない!

ですw

 

いやだって、万能過ぎたらつまらないんだもん(((

 

というのは置いておいて。

真面目な話、万能すぎるとつまらないんですよ。

だって何もかも思い通りに上手く行っちゃう小説ってどうです?

何の苦労もしないで魔王倒しちゃう勇者がいても……ねぇ?w

なんか拍子抜けといいますか、それでいいのか!といいますか……ぶっちゃけつまらん!

 

ってなわけで弱点は絶対に入れます。

ちなみに音葉の一番の弱点はサボり魔でも気分屋でもなかったりしますがそれは後々……(((

 

 

 

そしてですね、人間には必ずしも「過去」があるんですよ。

次はその過去を埋めていきます。

 

何もその子の年表を書けとはいいません。

……や、まぁあった方が本当はいいんですが……。

まぁまぁそれは省略させてもらって。

簡単に言えば、「どうしてそのような性格になったのか」を考えます。

うーん、例えば、音葉の「サボり魔」の場合だと

・真面目にやっていたら、からかわれた過去がある

・(天才という部分と掛け合わせて)周囲の実力差からして、やる意味がないと判断した

・実力があるため虐めにあった

・(上と被るが)嫉妬が酷く、その場にいるのがしんどくなった

 

などなど。

どれが実装されているかはネタバレになるので記述しませんが、いつもこれ以上候補を出しています。

 

ちなみに元々からそういう性格なので過去の影響は食らっていないよ。すんなりと成長してきたよ、という場合は、未来にそれを否定されるなにかを入れるようにしてます。そうじゃない性格の子も入れますが、その子よりもかなりキツめに入れています。

ちょっと苦労しよっか♡ってな感じで(((

 

それかもうそれを乗り越えた人物か……ですかね。

このパターンでのうちの子は隆斗です。

ただこれやるとなぁ……小説の中でどうもその子を活かしきれていない気がして。まだまだ実力不足です……

 

ここから下は作品によって入れるか決めて下さい。

*別キャラに対してどう思っているか

これは数人キャラが出来てからやることをお勧めします。

相手キャラをどう思っているか、どう接するかを決めます。

とはいえこれもそこまで悩むことなく簡潔で大丈夫です。

「好意を持っている」「苦手だと思っている」「嫌い」でも十分です。

音葉の場合は、まぁもはや奏以外の人は設定してませんが、「幼馴染」の奏に対して「甘えて」います。割とこれだけしか決めていません。むしろこれがあるので「心を開いている」とか「彼が演奏しているから歌いだす」とかそういったものが考えやすくなります。

 

*立ち位置・能力

こんな話を書きたい!という方は簡単だと思いますw

よくある超人的な能力とか、そう言ったものです。

後は地位とか立場とか。

今回の場合、私は元から「音楽のイメージから武器を作り出し戦う話」と決めていたので、その能力をもった女の子ということにしました。

それで、これもなんですが。

出来ればどのようにして身につけたかとかあればいいかなと思います。

私はもうそもそも舞台を変えようと思ったので(逃げともいう)、そういう能力を持った人が存在する世界に入ったとき、音葉にも適性があることが分かった。としました。

―――いや、なんで適性があったのかとか考えてありますよ?ただここで出すともうネタバレ……(;^ω^)

 

 

―――と、多分私は毎回こんな流れで書いてますw

あくまで私は、なので、これおかしくない?とか思ってもスルーしてください(^^;)

 

では次は文の書き方……ですかね。

気力があるときにまた書きますー